グッドナイト&グッドラック
Good Night, and Good Luck by George Clooney
個人的にマッカーシズム(McCarthyism) [マッカシー旋風・赤狩りとも呼ばれる] に怒りをもっている一人だったので 心待ちにしていた作品でした
この映画の主役エド・マローについては今までにも CBSの番組 See it Now のビデオや 本 となっていましたが George Clooney はまだまだマッカシーズムに対す怒り(反省) それと現在のTV界の現状を 憂い《一石を投じたい》 のかな みたいな気がしました
今になって思えばほんの4・5年の間の事ですが 低俗にスパイを送り 嘘の告発で人生を変えられた人は数えきれない
映画界ではその筆頭がチャーリー・チャップリン(Charles "Charlie" Chaplin) とエリア・カザン(Elia Kazan)でしょう
チャップリンは1952年事実上国外追放され 再びアメリカを訪れるのは20年後の1972年アカデミー賞特別賞を受けるためであった 授賞式での盛大な拍手は謝罪と尊敬の意味がこめられた 一方で1998年アカデミー賞名誉賞を受賞したエリア・カザンには まばらな拍手とブーイングなど批判がおこった
写真界でもフォト・リーグ (Photo League) がその矢面にたたされアンジェラ・カロミリス(Angela Calomiris) と言うスパイを送り ( 20世紀の瞬間 ・第13章赤狩り参照) 私の好きな写真家 Sig Grossman は不遇な生活を送り Paul Strand はフランスへと渡った
自由社会の象徴のような国アメリカの迫害 50年代は共産主義だったが2001年New York September 11 からはイスラムが ・・・赤狩りと同じような状況を繰り返している
● この映画のオフィシャルHPです http://www.goodnight-movie.jp/
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