幸せのポートレート
The Family Stone by Thomas Bezucha (トーマス・ベズーチャ)
父:クレイグ・C・ネルソン (Craig T. Nelson) 母:ダイアン・キートン (Diane Keaton)
長男:ダーモット・マローニー (Dermot Mulroney) 次女:エリザベス・リーサー (Elizabeth Reaser) 次男:ルーク・ウィルソン (Luke Wilson) 三男:タイロン・ジョルダーノ (Tyrone Giordano) 末っ子:レイチェル・マクアダムズ (Rachel McAdams) 長男の恋人:サラ・ジェシカ・パーカー (Sarah Jessica Parker) 恋人の妹:久レア・デインズ (Claire Danes) など そうそうたる顔ぶれの出演者たち
なかでも 母親の ダイアン・キートン の存在が際立っていたのが印象的でした
自己主張の強い Stone家 の中でも最も強い存在感を感じたのは
アニーホール (Annie Hall) ( by ウディ・アレン 1977年 アカデミー賞作品賞・監督賞・主演女優賞・オリジナル脚本賞を受賞 ) からの ダイアン・キートン Watcher でもある 私の贔屓のせいだけじゃないと思います
アメリカの中流家庭の家族の絆の話ですが (だんだん薄れていってるとはいえ 実はアメリカは家族の結びつきが強い サンクスギビングやクリスマスは日本のお盆やお正月のように両親の元へ大移動) 上手に病気(癌)・同性愛者・人種・ハンディキャップ 〔サッド・ストーン = Tyrone Giordano ひとりがほとんど請け負っているんだけれど・・・彼は Happy に振舞える人柄 〕 今 アメリカが抱える問題をちりばめ 笑って泣ける(感動)する作品でしたでもできたら 公開はクリスマスが良かったなー 真夏に雪景色のクリスマスの話は やっぱりちょっと間が抜けている気がしました
PS :Claire Danes が大人になったなー ロミオ&ジュリエット や レインメーカー の頃より
だんぜん素敵に知的になってきてます
● この映画のオフィシャルHPです http://www.foxjapan.com/movies/familystone/
プルートで朝食を
Breakfast on Pluto by Neil Jordan ( ニール・ジョーダン)
綺麗な女装の少年見物みたいな お気軽な気持ちで出かけました
なんて ばかなんでしょう
監督はニール・ジョーダンそしてリーアム・ニーソン!!!
1996年ヴェネチア国際映画祭 (Mostra Internazionale d'Arte Cinematografica)
金獅子賞受賞の マイケル・コリンズ (Michael Collins) から 再びの北アイルランドが舞台
アイルランド出身のふたりが ただのファンタジーを作るわけないですよねー
70年代の 北アイルランド は IRA の活動が活発になった時期です
全ての北アイルランドの市民 (特にカトリック系市民) はこの作品に描かれているように 日々の生活がこの紛争と隣り合わせで営まれていたのです
そんな背景の中 主役は性同一障害 (?) の美しい青年
実は父は カトリック教会の神父
こんなハードな内容を軽やかに見せ マイケル・コリンズは観に行かない観客にも北アイルランド紛争に興味をもたせることができたような気がします
1981年から 若き日の ジェームズ・ナクトウェイ (James Nachtwey) は北アイルランド紛争を取材 彼のフォトジャーナリストとしての名声の第一歩となりました ( この写真は彼の写真集 Inferno で見る事が出来ます)
● この映画のオフィシャルHPです http://www.elephant-picture.jp/pluto/
ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン
Get Rich or Die Tryin' by ジム・シェリダン Jim Sheridan
Trying(a):苦しい・つらい・耐えがたい・無理な負担をかける・苦労させる・いらだたせる・腹立たしい
娘にこの映画を観に行こうと誘ったら
「母さん 悪い者!好きだもね 8マイルも観たんでしょう」と言われてしまった
確かに 悪いーやつにスポットがあたってる映画 チェック入れてるかも・・・
自分じゃ気が付かなかったけれど
近くの席には カーティス・“50 Cent”・ジャクソン (Curtis '50 Cent' Jackson) とはランクの違う(?)良くない B-girl & B-Boy が足は前の席にのせ 上映中携帯ピカピカ暗い中で光らせMail受信・送信してました
【おい!!君達のアイドル見にきたんじゃないの?もう少し集中してみてよ】とおばさんは声に出せず怒っていました
Spike Lee が撮りそうな映画を ジム・シェリダン (Jim Sheridan) が監督 ある意味上品な映画になったような気がします
ドラック・ディーラー [映画の中でファミリー・ビジネスって言ってたなー] からカリスマに成り上る “50 Cent” が 現代版アメリカンドリーマー (ほとんどリアルストーリー) として描かれていました
対立するドラック・ディーラー がコロンビア系っていうのが 反射的に 《メデジン・カルテル》!が頭にうかび妙に納得してしまいました
日本じゃ想像もできない “50 Cent” の育った環境は 世界中で貧富の差・人種差別などで減るどころか増えている
前に観た シティ・オブ・ゴッド (CIDADE DE DEUS)はリオ・デ・ジャネイロが舞台だったけれど 観終わって重い切ない思いが残ったけれど この映画の後は元気でテンションのたかいおばさんがいました ha・ha・ha
● この映画のオフィシャルHPです http://www.getrich-movie.jp/